庭は、人と自然、人と人とが心通わせるところです。王朝文化に彩られつつ、京都の街中の小さな庭では、心の奥深くに息づく伝統が醸成されてきました。それが宇治茶文化です。その伝統文化の真髄を、現代に、時空を超えた創造的な「庭園建築」として、新たな装いで蘇らせようというのが「天空の庭」構想に他なりません。この空間には、洛中はもちろんのこと、栂尾から山城までを舞台としつつ、連綿と世界に通ずる宇治茶文化を育んできた京都の自然と歴史文化が凝縮されています。その壮大な輪廻に思いを馳せるなかから、私たちの心豊かな未来が見えてくるのではないでしょうか。
内装デザイン:尼﨑博正(京都造形芸術大学教授)
1946年生まれ、京都大学農学部卒業。農学博士(京都大学)。日本庭園・歴史遺産研究センター所長。
文化庁文化審議会専門委員(名勝部会)ほか。1992年日本造園学会賞受賞。2008年京都府文化賞功労賞受賞。
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