すっかり日が傾くのが早くなり、温かいお茶が恋しい季節になりました。
この秋 福寿園京都本店でおすすめするのは「ほうじ茶」。
朝夕のひんやりとした空気に触れると、湯気の立つほうじ茶の香ばしさがひときわおいしく感じられますね。
香ばしくやさしい味わいのほうじ茶は、旨味成分「テアニン」や香り成分「ピラジン」によるリラックス効果も魅力。
福寿園京都本店では「ほうじ茶」にちなんだメニューや体験プランをさまざまにご用意し、心までほっと安らぐひとときをお届けいたします。
|ほうじ茶の香りのひみつ
高温の火入れによって引き出される、香ばしい香り。ほうじ茶の香りは、ピラジン類に由来します。
焙煎によって、茶葉のなかのアミノ酸(グルタミン、テアニン等)が化学反応(メイラード反応)を起こし、ピラジンが生成。この香り成分には、脳をリラックスさせる効果があり、心を落ち着かせてくれます。
また、アミノ酸は早い時期に摘んだ茶葉やお茶の茎に多く含まれていますので、一番茶や茎を焙煎したほうじ茶は甘い香ばしさが特徴といえます。
|自分好みに、焙煎 ―地下1階 京の茶蔵―
ほうじ茶作り体験
3,300円(税込)
この秋は、オリジナルほうじ茶を作ってみませんか。
京の茶蔵で体験できるほうじ茶作りは、ひと味違います。
京都府産100%の単一品種のお茶 3種類から自由にブレンドし、自分好みで作ったお茶を自分好みの焙じ具合でほうじ茶に仕上げることができます。
店内いっぱいに広がる香ばしい香りに包まれながら、徐々に色が変化する茶葉の様子を目で楽しみ、炒りたてのお茶をゆっくりと味わう。
ブレンドの醍醐味とほうじ茶の魅力を五感で楽しむ充実の体験です。
|芳しい香りが際立つおすすめほうじ茶 ―1階 京の茶舗-
平安京 かりがねほうじ茶
50g袋入 1,080円(税込)
一番摘みの良質な煎茶の茎を浅炒りで仕上げた、甘く優しい味わいのほうじ茶。すっきりとした味わいの中に、茎ならではの旨味と芳しい香りが際立ちます。

透き通った琥珀色の水色(すいしょく)も、特徴のひとつ。
香りを楽しむのがほうじ茶ですが、濃い旨味にも注目していただきたいお茶です。
|焙じたてを、味わう ―2階 茶寮FUKUCHA四条店-
香ばし焙煎茶
770円(税込)
京都府産一番茶を使用し、『香り』にこだわった鮮度の高い煎茶を店内で丁寧に焙煎。特別に開発したIH対応の器『炮烙(ほうらく)』を使って焙煎した後、FUKUCHA自慢のドリップティーをブレンドすることで、香りと旨味が楽しめるように仕上げています。
ご注文を受けてから丁寧に焙煎。
焙じたてのお茶をお客様のもとへお運びし、急須に入れてご提供。お客様ご自身で湯を注ぎ、茶葉の香りを感じながら香ばしさを引き出す時間も楽しいひとときです。
|ほうじ茶×フレンチ ―3階 メゾン・ド・マツダ福寿園-
アニバーサリーランチコース
12,100円(税・サ込)
魚介のポワレにほうじ茶を添えて。
ほうじ茶のローストした香りと豊かな旨味がフレンチと融合。至福のひとときをどうぞご堪能ください。
ほうじ茶サンライズ
一番茶を焙じた良質な茶葉に柘榴シロップとシトラスの香りを添えた、フルーティーな味わいのノンアルコールカクテル。
ぜひお食事と一緒にお楽しみください。
|選ぶうつわにもこだわりたい ―5階 京の茶具―
枯淡ポット 11,550円(税込)
枯淡汲み出し碗 2,827円(税込)
淹れるお茶に合わせて茶器を選ぶのも、おいしさを引き出すポイント。
あつあつのお湯でたっぷりと淹れたいほうじ茶は、持ち手がついている急須やポットで淹れて、湯呑も厚めのものを選ぶのがおすすめ。土ものは保温性が高く、ほうじ茶の香ばしさをいっそう引き立てます。

“枯淡の境地という言葉よりつけられた枯淡シリーズは、素朴な土味を生かした質感、経年によって深みを増していく趣ある様子が楽しめる茶器です。
シンプルで温かみのある風合いが、ほうじ茶によく似合います。